お金の使い方でお客様を判断してはいけない理由とは?
太客は重要ではありますが…
太客を持っているキャバ嬢やホステスは周りから見ると羨ましいものです。毎月の売り上げにも大きく貢献してもらえますし、イベントなどの上位を狙う時にも利用価値が高く、そのお客様のおかげでいつでもお店の売り上げ上位をキープしている人もいるでしょう。
しかし実は太客ばかりを追い求めたり、お金の使い方のあまり良くない人は切り捨てたりしていると、後で手痛いしっぺ返しを食らうこともあるので注意が必要です。
今日はお金をたくさん落としてくれる太客にもリスクがあることを知った上でどう接客すべきかについて考えていきます。
太客だけではお店は成り立たない
太客のお客様は毎月コンスタントに来店してくれて、自分の売り上げに貢献してくれます。たくさんの太客を持っていれば、それだけでも売り上げを安定させることが出来るかも知れませんが、そんなキャバ嬢やホステスはほんの一握りです。
実は太客を大切にするだけでは本当の売り上げの安定にはつながりません。例えば今月はちょっと厳しいな、とかイベントがあるからお客様を呼ばなくちゃ、という時に太客が風邪を引いたらどうでしょう?一発で終わってしまいますね。
またお金に余裕のあるお客様というのは、仕事でも重要な地位に就いていてなかなか忙しいものです。運悪く数少ない太客の皆さんの来店のタイミングが悪ければ、一気に成績が悪くなってしまったり、イベントの時に自分を引き立ててくれる人がいなくなってしまいます。
そんな場合があり得るからこそ細客にも丁寧に接客し、営業を続けていれば、一度に落としてくれる金額は少なくても安定的に売り上げを重ねていくことが出来ます。
現実的に言ってしまえば、太客をメインで細客はその予備軍という位置づけにはなりますが、日ごろからこの予備軍を丁寧に育てておくことでタイミングの悪い時にも助けてもらえるかも知れません。
お金持ちは案外わがまま?
太客の安定的な売り上げ貢献は、キャストに対する気持ちが大きく関係しています。
キャストに対して娘や孫を見るような目で貢献してくれている優しいおじいちゃんのようなお客様ならともかく、男女の色恋の気持ちや性的魅力を感じて来店している場合には、その気持ちがネックになることもあります。
太客は自分でもお店やキャバ嬢に対してお金をたくさん使ってやっているという意識が少なからずあるので、キャバ嬢に対して見返り(体の関係が典型)を求めたり、キャバ嬢に対してお金をちらつかせてわがままを言うようになることもあります。
自分の許せる範囲であれば、それをかなえることもできるでしょうが、枕営業を求められたり、付き合えと言われることもあります。また、店を辞めて愛人になれと言われた人も普通にいる世界なので気をつけましょう。
特定の客がコケたら終わりではだめ?
太客だけで売り上げを安定させているキャバ嬢やホステスの場合には、その太客がお店に来なくなったり、他のキャストやお店に移ってしまった時に一瞬にしてピンチに陥ります。
実際に男性のお客様はキャストやお店に飽きてしまうこともありますし、関係が上手くいかなくなれば、あっさりと見捨てられることもあります。太客を1人でも2人でも失えば、売り上げは一気に不安定になり、また一からフリー客を育てなければいけません。
ですが反対に細客をたくさん持っていて同じくらいの売り上げを上げているキャストの方がいざと言う時のリスクが少なくなります。株などでも言ういわゆる「リスクの分散」というものです。
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